群馬県立自然史博物館で開催されている「ぐんまの自然の『いま』を伝える」特別展で玉原湿原を撮影した空撮映像を展示しています。
ブナの森にある「玉原湿原」は小尾瀬と呼ばれる豊かな山野草が見られる貴重な湿原です。しかし、近年ニホンジカによる食害が目立つようになり、特に2018年は湿原でミズバショウが葉が伸展しないうちに食べつくされたのです。このままでは、来年以降の開花が心配される事態になりました。そこで、8月から約3ヶ月間ミズバショウ群落にネットを被せるように設置したところ、この間ニホンジカの侵入はなく、葉の成長が確認できました。
このシカ防除ネット設置の様子を含め、玉原湿原の早春から冬の始まりまでの空撮映像を、群馬県立自然史博物館で2月24日まで開催されている「ぐんまの自然の『いま』を伝える」特別展で映像展示しています。